今回は台湾発となる本格的なピアノ調のリズムゲーム「Deemo」を紹介したいと思います!
Deemoは、台湾のゲームメーカーRayarkが手掛けるスマートフォン向けのリズムゲームです。iOS版は2013年11月14日に、Android版は同年12月28にリリースされています。
ピアノ調がメインとなっており、直感的な操作感と、ほぼ言葉のないストーリーが非常に独特で世界的にも好評で、有料アプリにも関わらず、いまだにアプリストアランキング上位にあります。
ゲーム内に収録されている楽曲もCD化されるほどの人気作です。
音楽はクラシックが多く、譜面はピアノパートがメインです。プレイしているとまるで自分がピアノの弾いているような感覚になってしまうほどの没入感もあります。
こんな人におすすめ
- リズムゲームが好きな人
- クラシックが好きな人
- ピアノが好きな人
- ファンタジーで不思議な世界観が好きな人
- 楽器の演奏が好き、もしくは興味がある人
- ノスタルジックな雰囲気が好きな人
独特な演奏感と壮大な曲調
Deemoの特徴といえば、他のリズムゲームでは感じることのできない「演奏感」です。ノーツをタップすることで、本当にピアノを弾いているかのような独特な演奏感を演出しています。
僕はこれまで、リズムゲームはいろいろ遊んできましたが、ここまで自分が演奏しているかのような感覚に陥るのは初めてです。
曲数は初期では隠し曲を含めて25曲です。それぞれ、「Easy」「Normal」「Hard」の難易度を選ぶことができます。
パックは随時更新され、追加されていきます。
また追加曲として、45パックを購入することができます。1パックあたり、5曲収録されています。価格は490円です。
曲調はクラシックをメインとしつつ、エレクトロニア(電子音楽)、ジャズ、ロック、ハードロックなど幅広く扱っています。ですが、その全てがピアノ調になったオリジナル楽曲となっており、プレイヤーはピアノフレーズを弾いていくことになります。
操作方法やルール
Deemoは画面上部から落ちてくる黒いノーツが画面下部のレーンに付近に接触したときにタップしていきます。
黄色いノーツはタップではなくスライドすることで成功になります(それぞれタップすることでも成功になる)
ノーツタップ時は、成功のタイミングであれば”Charming Hit”と呼ばれる黄色のエフェクトが、ミスの場合、”Hit”の緑色のエフェクトが表示されます。黄色いノーツはスライドすることで必ず”Charming Hit”になります。
中央が白くなっているノーツはピアノ以外のフレーズになります。
ノーツの速度は楽曲確定前に変更することができ、0.5刻みで0.5~9.5の範囲になります。
プレイ中は何度ミスしても途中終了することはありません。クリアは特に表示されませんが、60%前後でリザルトのスコアが赤く表示されることがあるので、それが失敗と考えていいでしょう。
Deemoの魅力!まるで自分が演奏している感覚!
ゲームルール自体はよくあるリズムゲームですが、タップSEがピアノの音ということもあり、まるで自分自身がピアノを弾いているような感覚に陥ります。そしてノーツの数も多く難しそうに見える譜面でも、意外と直感的にクリアできたりもします。
感覚的になりますが、まさに指が勝手の追いついてくれる、という感じです。恐らくピアノを弾いている感覚に陥る一つの要因なのではないかと。
また、よく観察してみれば左に流れてくるノーツは低音、右に流れてくるノーツは高音になっており、まさにピアノの鍵盤と同じです。一般的なリズムゲームはノーツが落ちてくる場所で低音、高音と決まっているわけではないので、Deemoのオリジナル要素ですね。
リズムゲームにおける”演奏感”が非常に高いと、リズムゲームパートだけで面白く、同じジャンルのゲームの中で勝負ができます。
しかし一般的なリズムゲームではなかなか演奏感をしっかり再現できているものはありません。その理由はいたって簡単で、ノーツをタップした時の位置と音の高低が一致していないためです。
実際に楽器を演奏する際、高い音が出る位置から低い音が出る位置は直線上につながっています。ピアノで言えば、左が低音、右側が高音。弦楽器であればネックの上部が低音、下部が高音になります。
しかし、一般的なリズムゲームはそういったルールに当てはまりません。同じ位置に流れてくるノーツの箇所で音の高音低音はなく、あくまでのタップ音が流れるだけです。
その点、Deemoはしっかりピアノの特徴をとらえて譜面に落とし込んでいるため、高い演奏感を表現できているのではないかと思います。
メロディーの世界観が神秘的!
Deemoの魅力の1つとして、神秘的な世界観を感じることができるメロディーです。
※動画は音声が流れるのでご注意ください
楽曲にはそれぞれイメージとなるイラストが設定されており、楽曲選択画面で見ることができます。
そのメロディーは、柔らかい草原や風を感じさせたり、懐かしい青春時代を、重厚な要塞を脳裏に浮かばせるような奥深くなっています。
メロディーそれぞれにしっかり物語があり、世界観があり、人が生きている。そんな感覚を与えてくれるのがDeemoのメロディーで、曲を聴いているだけでも感動を覚えます。
Deemoの多くは語らない謎多きストーリー
Deemoはリズムゲームには珍しくしっかりとストーリーが用意されています。
「ある日空から落ちてきた少女を元の世界に戻すために、真っ黒い姿をしたDeemoが、ピアノの音を聴かせることで伸びていく木を育てていく」というストーリーです。
木を成長させるために、プレイヤーはDeemoになりきってピアノを弾いていきます。
楽曲をプレイするたびに、木はどんどん成長していき、一定の高さに到達するとストーリーが進行していきます。
ストーリー中にセリフや文字はほとんどないため、映像内のイラストやキャラクターの表情、展開からどういった話なのかプレイヤー自身が想像して補完していくことになります。
プレイヤーごとにストーリーの解釈に若干の違いが出てきますが、プレイしている者同士、話し合ってみるのも楽しそうですね。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
Deemoはその独特の世界観や魅力的な音楽、シンプルだが奥の深いリズムゲームです。
難易度も調度よく、音ゲーをプレイしたことがある人であれば特定の高難易度でなければ難なくクリアすることができます。またストーリーも様々な創造をしながら楽しむことができるので、世界観に触れることも可能です。
ただ、ガチガチの音ゲーではないので、普段から難しい音ゲーを好む人には少し物足りないかもしれません。しかし、それを補うほどの演奏感を楽しむことができます。
音ゲーが好きな人はもちろん、ほかのリズムゲームでは満足できない人は是非一度プレイしてもらいたい傑作です。有料アプリではありますが、金額以上の体験を得られるはずです。
また、Android端末に限り、無料体験版をインストールすることができます。曲も一部でストーリーも序盤までと制限はありますが、Deemoの面白さを体感するには十分です。
是非、プレイしてみてください!
それでは、良いエンタメライフを!
公式トレイラー
アプリ基本情報
タイトル | Deemo |
パブリッシャー | Rayalk |
カテゴリ | リズムゲーム |
価格 | 250円 アプリ内課金有り |
AppStore | https://apps.apple.com/jp/app/id700637744 |
GooglePlay | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.rayark.pluto&hl=ja |
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